ワルシャ

夜活発な方で遅く食べるのが問題ではないなら、ここはあなたにとって最高の場所でしょう。グルメマニアが集まるナイト・マーケットは昔のワルシャワ・グウブナ　（Warszawa Główna）駅に新たな人生を見出しました。ここでは、街で一番のストリートフードや、伝統料理や、オリエンタル料理など、様々な味を試すことができます。

土曜・日曜の朝何か美味しい、珍奇なものを食べたいなら朝食マーケットに行ってみましょう。そこにはベジタリアン、グル―テンなしや、エコ食品など、あなたが食べたいものの全てがあります。一番有名なマーケットはジョリボシのブオシチャンスカ通52（ul. Włościańska 52）にあります。各地区も同じような青空マーケットを持っています。

ポーランド料理のことを考える時、「ピェロギ」が目の前に浮かぶでしょう。これはやはり本当ですよ。この料理にはたくさんの種類があり、肉、キャベツ、キノコ、果物、ポテト、カッテージチーズ、それにカーシャの入ったものが食べられます。最近はフェタチーズ、ほうれん草やモツァレラなど、新しいタイプが現れました。ピェロギは必ず食べてみましょう。

ワルシャワには海はないけれど「シレッヂ」と呼ばれる鰊が昔からこの街と関係の深い食べ物となっています。いろいろ料理に使い、キリスト教の断食の日も、普段の日でもよく食べたものです。一番美味しいレシピは、ワルシャワ風鰊油漬け。これ、ウォッカの肴として完璧。

そんな顔しないで、この本物のワルシャワ的な料理を食べてみてください。香ばしくて辛口なスープには驚くほど柔らかい牛肉のモツが入っています。フラキが特に美味しいのは、温まりたくなる、エネルギーの欲しくなる冬の時。

このスープはポーランド料理の精髄と言えるものです。これは、ゆで卵とソーセージの入った、ライ麦の麹で味付けをした肉汁料理なのです。滋味豊かなスープは、たっぷりの食事として、二番目のコースを注文しなくとも、お腹いっぱいにしてくれます。ジュレックはイースターの朝食に食べる伝統的な料理なのです。

ボルシチには、ホースラディッシュのボルシチ、酸い葉のボルシチ、ウクライナ・ボルシチなどがあります。このスープには種類がたくさんありますが、一番人気はビート大根を使った赤ボルシチでしょう。どのレストランでも注文できて、時々コロッケのおかずとして売られています。冬、熱いバルシチは良く体を温めてくれます。

ワルシャワのドーナッツは丸くて、ふわふわで、穴を持っていないのです。ジャムやプディングなど、餡子にはいろいろな種類があるけれど、一番美味しいという評判があるのは野薔薇のジャムの入ったものでしょう。ポンチェクはどこででも買えます。そして、本気のポンチェク狂いの日は、「太った木曜日」という四月初めの木曜日が、真正のポンチェクに熱狂する日となっています。