ワルシャ

ユダヤ人墓地はポーランドに残る数少ない現役にあるユダヤ人の墓所です。伝統的なユダヤの墓・マツェバ（MACEWA）の隣には、美しく芸術的価値の高い墓石が並び、そこに埋葬された人物の中にはルドヴィコ・ザメンホフ、ヤヌシュ・コルチャックや、エステル・ラヘル・カミンスカなど、著名な人物が含まれます。

戦前のワルシャワには数百のユダヤ教会堂があったのですが、唯一残るのがこのノジク・シナゴーグという会堂です。十九世紀末に無名の建築家がネオロマネスク様式のこの建物を設計しました。その設計を依頼したのがノジクの家族でした。今では礼拝以外にコンサート、展覧会や、他の文化イベントも開かれています。

ユダヤ人の殉教と闘争の道は元ゲットーに立つ黒い石で構成しております。ゲットー英雄記念碑から集荷場まで続き、人間、出来事、そしてホロコーストの時と関係する場所を記念しております。

第二次世界大戦の時ナチスによって作られたゲットーは高い壁と有刺鉄線 に囲まれていました。その壁の残骸を見るためにはバリツフ通り（ulica Waliców）やシェンナ通り（ulica Sienna）に行ってください。ゲットーの境があったところは歩道にのる記念の鋳鉄板が示しています。地図、写真とポーランド語と英語の説明が載る表示が二十二箇所にあります。

博物館は千年に亘る二つの民族・ポーランド人とユダヤ人の濃密な歴史を復元した空間です。インタラクティブな展示は数世紀を経巡る他に例を見ない旅に誘い、狭狭としたユダヤ通りへと誘ってくれるでしょう。ポーランド文化とユダヤ文化が互いにどのようにお影響しあったのかを学びましょう。建物自体が素晴らしい建築物であり、近代的ワルシャワのシンボルとなっています。